子育ての記録**2016年11月出産**

2016年11月男の子を出産しました。手探りの中はじめての子育てを楽しんでます♪

【5d】入院中の記録③

【生後5日/入院6日目】

この日は退院の日でした。

心配だった息子の黄疸は、退院できるギリギリの数値ということで、一緒に退院できることになりました。

ホッとしたのもつかの間、「まだ心配なので、黄疸の数値を計測するために3日後に受診するように」と言われてしまいました。。。

 

退院時には、ちょっと可愛い感じのオーバーオールを着せ、お揃いの柄のおくるみで抱っこしました。

親バカですが、本当に可愛い♡

私の病院では、退院するからといってセレモニーっぽいことは何もなく、借りていた肌着やオムツなどを返却してお会計しておしまいです。

なので、レースでフリフリの「いかにも!」という感じのドレスオールと悩んだのですが、控えめな感じのオーバーオールでも十分でした。

 

お世話になった看護師さん達に挨拶をしたかったのですが、忙しそうにされていたので声をかけることもできず退院となりました。

 

自宅へはタクシーで帰りました。

陣痛タクシー利用時に丁寧な運転と接客が好印象だったタクシー会社さんに連絡しました。

タクシー自体はすぐに来てくれたのですが、この時の運転手さんはハズレな感じ…。

スムーズに利用できるように、あらかじめ病院と自宅の住所を登録しているのですが、道順を分かっていない様子。

座標が示されているナビを見ているのに遠回りされ、1メーターで到着する距離なのに2回くらい料金が上がりました。

道が分からないなら一声かけてくれたら良かったのに、、、

 

運転も荒くて体がぐらんぐらん揺れました。

新生児を抱っこしているのに、、、なんて神経質になりすぎかな。

 

自宅に戻ってからは、 出産や入院生活の疲れが一気に出てすごく眠くなりましたが、いきなり夫に赤ちゃんのお世話を任せるのも不安だったので、この日は息子に付きっきりの一日になりました。

 

 

 

 

【2d~4d】入院中の記録②

【生後2日/入院3日目】

生後1日目から母子同室が基本の病院でしたが、赤ちゃんの授乳が上手くできないために、この日は新生児室で預かっていただきました。

安心できる環境で赤ちゃんを見ていていただけるなんて、今から思えば贅沢な時間です。

でもこの時は母子同室できてるママがうらやましくてたまらなかったです。

 

10時頃、赤ちゃんを迎えに行き、それから日中は同室で過ごしました。

すやすや眠っている姿でさえも可愛くて、スマホで何枚も写真を撮りました。

元々2年近く使い続けているということもあってか、すぐに容量がいっぱいになってしまったり。

同じような表情の写真でも、全部可愛くて赤ちゃんの写真は消せないです。笑

 

この日も母乳での授乳はうまくいかず、結局粉ミルクを足したりして過ごしました。

どうやら舌がちょっと巻き気味になってしまっていて、上手く吸えないようです。

哺乳瓶から飲むのも大変なようで、10cc飲むので精いっぱい。

こんなちょっとで満足できるのかな?と不安になります。。。

 

しかも少ししか飲まないのに、飲んだ分をよく吐いてしまっていました。

ちゃんとゲップさせているのに…。

すごく辛そうに泣くので、こちらも泣きそうになります。

今なら「あらー、吐いちゃったの」と声かけしながらお洋服替えるだけですが、入院中はいつでも看護師さんに質問できる状態だったので、ちょっと吐く度に「吐いてしまったんですけど!!大丈夫ですかね!?」と聞いてしまっていました。

面倒くさい人だと思われていたかな(;´∀`)

 

 

【生後3日目/入院4日目】

朝から、退院に向けての検診がありました。

検尿、採血、内診です。

産科の先生からは「悪露も落ち着いているし、問題ない」と言っていただきました。

順調に退院できそうで、安心しました。

 

ところが夕方、看護師さんから「赤ちゃんの黄疸の数値が少し高いです。このままだと一緒に退院できないかもしれません」と言われてしまいました。

母乳や粉ミルクを必要量飲めておらず、栄養不足のため数値が高くなってしまうようです。

翌日までに必要量(40cc/1回)を飲めないようなら翌日採血しなければならないとのことでした。

 

黄疸という症状を初めて聞いたので、どんなものか分からずスマホでめっちゃ検索しました。

最悪の場合、脳にも影響があるという記事を目にして、頭がクラクラしました。

確かによく見ると目が黄色っぽい感じがしましたし、顔色も言われてみれば黄色っぽような…。

でも赤ちゃんってそういうものかと思っていました…。

 

この日は初めて夜も息子と同室で過ごしました。

日中は寝てばかりでその姿しか見ていなかったので、夜泣きが止まらず焦りました。

特に1時~3時は夜泣きのピークなのか、あやしても泣きやんでくれませんでした。

でも泣いて体力を使ったからか、ミルクは日中よりも欲しがり、30~40ccをしっかり飲んでくれました。

 

 

【生後4日/入院5日目】

夜中にミルクを飲めたので、この日は黄疸のための採血はせずに済みました。ε-(´∀`*)ホッ

 

この日は、沐浴指導と栄養指導がありました。

沐浴指導では、看護師さんが実際に赤ちゃんを沐浴させながらレクチャーしてくれました。

慣れたら5分でできると言われましたが、無理そうです…。

特にぐらぐらと首が動くのが怖い!

 

そして夕方。

私、、、人生初の坐薬を体験しました。

出産前から便秘が続いていて、1週間くらい出ていなかったので、看護師さんに入れていただきました(*ノωノ)

汚いお話ですが…坐薬って入れたらすぐに効果があるのですね!

暖かいようなジワジワした違和感があり、すぐにすっきりしました。

 

 

【0d~1d】入院中の記録①

すでに遠い日のことのように思えますが、忘れてしまわないうちに入院中の出来事について記録しておきたいと思います。

 

【生後0日/入院1日目】

14時頃に出産を終え、しばらく陣痛室で過ごした後、車椅子に乗って病棟へ移動しました。

車椅子に乗る機会はなかなかないので、ちょっとドキドキしました。

最初は「病人でもないし自分で歩けるよー」と思いましたが、ベッドから車椅子へ移動するために立ち上がった際に貧血の時のようなフラフラ感と足の脱力感があり、歩くなんてとても無理だとすぐに気が付かされました。

 

1人部屋希望だったのですが、すべて埋まっていたので、病室は4人部屋でした。

でも私が入院した時には1人しか利用されておらず実質2人部屋だったので、少し気が楽でした。

 

病室に移動してからはずっとベッドに横になっていました。

おしりの穴がすごく痛かったです。

看護師さんによると、赤ちゃんが刺激していたから仕方ないそうです。

寝る向きを変えてみたりしても、ずんずんと鈍い痛みが治まりませんでした。

 

17時過ぎに軽食を出していただきました。

食パン2枚とチーズとみかんです。

前日の20時から何も食べていなかったので、すごくおなかは空いているのに、胸がいっぱいというか何というか、食パン1枚食べきるのがやっとでした。

 

19時頃、出産後はじめてお手洗いに行きました。

この時はじめて自分で歩いて移動したのですが、足に力が入らない上に、会陰切開した部分が痛んで普通に歩くのも難しく、ペンギンのように足を引きずるような感じでしか進めませんでした。

お手洗いをすませた後は清浄綿で綺麗にしてから産褥ナプキンを取り替えます。

最初は産褥ナプキンの大きさに驚いていたのですが、実際に悪露を体験?してみると、Lサイズの産褥ナプキンでも頼りない感じがしました。

 

22時の消灯後、横になってみるものの、出産を終えたという興奮と悪露がナプキンからはみ出てしまっているのでは?という感覚があって全然寝れません。

しかも子宮が痛みます。

生理痛のちょっと酷い時みたいな。

消灯してしまっていたので、わざわざ看護師さんを呼ぶのも申し訳ないと思い、目を閉じてひたすら耐えていました。

 

日付を超えた頃、周囲の病室から赤ちゃんの泣き声が聞こえてきました。

(私の病院では出産翌日から母子同室することが基本となっています)

私の赤ちゃんは新生児室にいるので、母子同室生活をしている別の方の赤ちゃんの泣き声なはずですが、赤ちゃんの泣き声が聞こえる度に「うちの子が泣いてるのかも!」とドキッとしてしまい落ち着かなかったです。

 

 

【生後1日/入院2日目】

6時に起床して検温していると、正面のスペースに新しく妊婦さんが入院されてきました。

お隣のスペースの方と同じで、出産前の方のようです。

2人部屋が3人部屋になりました。

 

この日は朝から母子同室のお話がありました。

同じ日に産まれた2人のママと一緒に、赤ちゃんの抱き方や授乳方法、オムツ替えについて等を学びました。

今ではササッと抱き上げることができますが、この時は本当に難しかったです。

もちろん今より小さいので「折れそう、壊れそう」という気持ちが大きくて、抱き上げるのが怖かったです。

 

でも一番難しかったのは授乳です。

母乳を全然吸ってくれなくて、口にくわえさせるのだけで精一杯でした。

他の2人のママと赤ちゃんは上手に授乳出来ていて、スムーズに飲んでいるのに、うちの子だけくわえることもできなくて…

しかも他の2人の子はどちらも3000g後半で生まれてきていて、すでに髪の毛もふさふさなのに、うちの子は2800gで一回り小さいし髪の毛も全然ないし…

今思えば他の子と比べる必要なんてないって分かるし、全然問題にすることじゃないのに、この時はちょっと泣きそうになりました。

3人のうち自分だけが上手く授乳させてあげられないことも辛かったです。

 

初めての授乳では40分かけて5cc飲んでもらうことができました。

今は10分あれば80ccくらい飲み干します。

すごく成長したなーと感慨深く思ったり。笑

 

18時頃、実家の母と妹が赤ちゃんに会いに来てくれました。

落としたら怖いということで2人とも抱っこはせずに、ほっぺを触るだけでしたが可愛がってくれました。

 

 

【40d】生後40日目を迎えました!

息子が生まれてからは、1日1日が長くて、でもあっという間のようでもあり、今までの人生の中でもかなり濃い毎日を送っています。

今日が生後40日目だということもアプリの通知で気が付きました。

体感だともう3ヶ月くらい一緒にいるような。笑

 

今日までの40日間で色々なことがありました。

黄疸の数値が高くて退院できないかもしれないと言われてしまったり、

体重が増えないからと病院にお世話になったり、

生後3週間にして救急車に乗ることになったり、

…なんだか文字にするとすごく病弱な子って感じですね(・_・;)

今は元気すぎるくらい毎日パワフルにしてます。

先日1ヶ月健診も終え、ベビーカーデビューもしました!

こうやって日々成長していく息子の姿を見ていると、色々心配だったことがあったことすら忘れてしまいそうです。

忘れないうちに記録に残しておかないと!と思いながらも、息子の睡眠が細切れなため自由時間がなくパソコンに向き合えない毎日です。

 

 

【39w0d】私の出産記録④**赤ちゃんの誕生とお産のまとめ**

14時頃*赤ちゃんとの対面

少しして「おめでとうございますー」と言いながら助産師さんが赤ちゃんを見せてくれました。

初めて見た赤ちゃんは、全身青紫色をしていました。

赤ちゃんの顔を見た瞬間、今までの痛みは全部どこかにいってしまって、もう本当に気持ちがいっぱいいっぱいになりました。

私と赤ちゃんの2shot、私と夫と赤ちゃんの3shotの写真を撮影した後、赤ちゃんを胸の上に乗せてもらいました。

本当に小さくて、生き物なのかどうかも怪しい感じでした。

 

助産師さんが「おっぱいあげてみましょうね」と言いながら、胸に赤ちゃんの唇を近づけてきました。

「えっ、もう授乳できるの!?」とビックリでしたが、やっぱりまだ吸ったりすることはできず、胸に唇をつけるだけでした。

でもそれも意味のあることのようです。(何故なのか言っていたと思うのですが、よく覚えていないです…)

 

少し触れあった後、赤ちゃんは体重等の計測のため、助産師さんが別室に連れていきました。

夫も一緒について行ったため、分娩室には私と先生ともう1人の助産師さんが残されました。

 

 

14時30分頃*胎盤の処理等

出産を終えてホッとしていたのもつかの間で、胎盤の処理をしていただきました。

どろんとしたものが出た感じがして、何だか2度目の出産をしたような気分でした。

それから切開した部分を縫っていただきました。

胎盤の処理と縫合の順番が逆だったかもしれません…)

縫合している時、麻酔をしているので当然痛みは感じないのですが、縫っている様子が見えてしまい、それだけで痛いような気分になりました。

 

全部の処理が終わった後、「2時間は分娩室で過ごしてください」と言われ、先生方が退室していきました。

それと同時位に夫が戻ってきて、赤ちゃんの写真を撮ってきたと嬉しそうに報告してくれました。

 

 

 

私のお産はこんな感じでした。

途中、緊急帝王切開になるかもしれないという想定外のこともありましたが、なんとか自然分娩で無事に出産することができ、本当にホッとしました。

 

実際に出産するまでは、「数日前に前駆陣痛がある⇒陣痛が始まる(⇒破水していなければシャワーを浴びる)⇒10分間隔の陣痛になったら病院へ⇒陣痛室で食事したり体力を温存しながら過ごす⇒分娩室へ」という流れになるのだとばかり思っていました。

でも私の出産では、陣痛室で過ごすことなく分娩室に通され、そのまま…という感じでした。

また、赤ちゃんが産まれる瞬間が一番痛いのだと思っていましたが、陣痛の方が辛いし、むしろ産まれれくる瞬間は痛みはなかったです。

色々とイメージとは違っていました。

 

イメージと違っていて1番ホッとしたのは夫への暴言がなかった(と思われる)ことです。

立ち合い出産の際に夫に汚い言葉を使ってしまったり、暴言を吐いてしまったというような記事を目にしていたので、心配していたのですが、夫曰くそういうことはなかったそうです。

陣痛の時に言葉にできないような叫び声をあげてしまっていたのですが、「叫んでるとこなんて普段見ないから新鮮だったよ」と明るく言ってくれました。

 

それに、夫は 私が陣痛で苦しんでいる時にはずっと背中や腰を撫でてくれました。

「そこじゃない(# ゚Д゚)もっと下!」とか理不尽に否定したり怒ったりしても、根気強くずっと撫でてくれたし、そばにいてくれました。

だからか「2人でお産を乗り切った」という気持ちも強く、立ち合い出産にして本当に良かったと思っています。

 

 

【39w0d】私の出産記録③**陣痛から誕生の瞬間まで**

7時過ぎ~11時頃*陣痛⇒休憩⇒陣痛⇒休憩…の繰り返し。陣痛促進剤を投与

病院に着いてから、ずっとお腹は痛かったのですが、どんどん痛みが増してきます。

キューンと下の方に子宮を引っ張られる痛みだったのが、手で握りつぶされそうな強い痛みになってきました。

「このままでは子宮が破裂するのでは?」とも思った程です。

 

お腹に着けていたNSTの機械は、陣痛が来ると相変わらず赤ちゃんの心音が下がっている様子を表していたようで、NSTの用紙を見ながら夫が「あ、また危険水域に入ってる」とか「今は大丈夫みたい」とか、報告してくれました。

 

私としては順調に陣痛を体感しているつもりでしたが、助産師さんによると「陣痛が進んでいない」とのことで、陣痛促進剤を使うことになりました。

私のイメージでは「陣痛促進剤=スムーズに陣痛が訪れる=痛みも和らぐ」という感じでしたが、全然違いました。

お薬の良い影響なのだと思いますが、陣痛促進剤の点滴を始めてから、余計に陣痛が辛くなりました。

 

陣痛と陣痛の合間の休憩の時間には眠ってしまうことが多く、夢を見ていました。

大学時代の友人と過ごす夢が多く、不思議と赤ちゃんや夫が出てくることはなかったです。

 

しっかり夢を見て眠っていても、数分でまた陣痛がやってきて強制的に起こされてしまいます。

自分の体内時計的には結構な時間が経ったと思っているのに、実際には数分しか経っていなくて、いったい何回こんな痛い思いをしなければいけないの?と絶望的な気持ちにもなりました。

 

それでもまだ陣痛の最中に時計を見る余裕はありました。

 

 

11時過ぎ~13時30分頃*痛みMAXで記憶が曖昧…

徐々に陣痛の間隔が短くなっていきます。

もう時計を見る余裕もなく、記憶が曖昧なところもあります。

助産師さんは付きっ切りではなく、数分ごとに様子を見に来る感じだったのですが、夫曰く、助産師さんが来る度に「行かないでー」と言ったりしていたそうです。笑

 

陣痛の痛みは多分この時が最大だったと思います。

それまでの「子宮を手で握りつぶされそうな痛み」に加えて、「強烈な便意」がやってきました。

便を出したいのに出ない、力んでも出ないというような辛さです。

私は酸化マグネシウムを服用していたのですが、それでも数日前から便秘気味だったので、今になって溜まっていた便が出てしまうのではないかとハラハラしました。

助産師さんに便が出そうだと伝えると、「みんなそうですよ、もうすぐ産まれるということですよ」とさらりと言われました。

みんなそうだと言われても、もう排便してしまうのではないかという不安でいっぱいでした。

いくら立ち合い出産希望でも、排便の瞬間には夫に立ち会って欲しくないです。

痛みだけでなく便意への不安にも耐えながら、赤ちゃんが出てくるのを待ちました。

 

この頃には赤ちゃんの心音が危険水域に入ることが少なくなり、ギリギリだけど大丈夫な状態をキープできるようになっていたので、もう緊急帝王切開の心配もなくなりました。

 

私もそうですが、夫は前日の夕食から飲まず食わずでずっと付き添ってくれていました。

恐らく疲労困憊していた夫を見て、助産師さんが「もう少しかかるから、旦那さんは食事してきてください」と声をかけていました。

 

 

13時30分~*誕生の瞬間

夫は近くのコンビニで軽食を買って控室で食べたようで、すぐに戻ってきてくれました。

するとそれまでは「力まないで」「深く呼吸して」と言っていた助産師さんが子宮の開き具合を確認した後「もうそろそろだね」と言ってくれました。

子宮の開き具合なんて自分では分からなかったので、痛みから解放されて赤ちゃんと会えるという嬉しいことなはずなのに、「もういいの?もう産まれるの?本当に?」と何だか不思議な気持ちになりました。

 

それから何回か陣痛を耐えた後、それまではいなかった男性のお医者さんがやってきました。

どの先生の時に出産することになっても安心できるようにとなるべく色々な曜日で健診を受けていたのですが、日曜日に出産することになり、普段の先生方がいらっしゃらず、結局初めて会う先生に担当していただくことになりました。

 

助産師さんの人数も増え、下半身側に3人、上半身側に夫がいる、という状況でようやく「力んでいいよ」と声がかかりました。

それから夫に「2回くらいで産まれるから、カメラの用意していてくださいね」と声をかけているのが聞こえてきました。

バースプランに「家族3人で写真を撮りたい」と書いていたからか、気を遣っていただけました。

 

2回か3回力んだ時、「赤ちゃんが出にくそうにしているので、会陰切開しますね」と言われ、麻酔をした後、切開されました。

その瞬間は麻酔をしているので痛くはないですが、「あっ、切ってる!」というのが分かりました。

それからもう1度力んだら、何かが出てくる感覚がありました。

上手く説明できないのですが、するんっというより、ぬるぬるっと「大きなものが出てきてる」という感じでした。

 

 

 

【39w0d】私の出産記録②**病院についてから色々な検査まで**

5時50分頃*病院到着

妊娠してからは朝早い時間に外に出ることがなかったので、お腹が痛いながらも、タクシーから病棟への移動の間「朝の空気って清々しい!」なんて全然関係ないことを考えていました。

事前に電話連絡をしていたので、守衛さんやナースステーションの方々も分かっていてくれて、病院内ではスムーズに案内されました。

 

産科のフロアに着くとまず体重を測るように言われました。

妊娠前体重と比較すると+12kgになっていました。。。

それから検尿のコップを渡され、フラフラになりながらお手洗いに向かいました。

数時間前までは何度もお手洗いに行く元気があったのに、この時は便座に座るのも立ち上がるのも一苦労な程、お腹の痛みがひどかったです。

キューンと引っ張られるような痛みと、生理痛のような鈍痛が一緒に襲ってくるような感じでした。

 

6時10分頃*破水の確認のために分娩室へ

破水かどうか見るために、分娩室へ案内されました。

普段の内診の時に座るような椅子を一回り大きくした感じの椅子に横になります。

 

衛生上の問題とかなのでしょうか。

ここからは夫は控室で待つように言われてしまって、1人になりました。

そもそも立ち合い分娩希望だし、別に夫に内診の姿を見られてもかまわないので、一緒に居て欲しかったです。

 

破水の確認のためにどんな検査をしたかは覚えていないですが、助産師さんが子宮の様子を見て「まだ子宮口は開いてないけど、破水してますね」と言っていました。

それからNST検査の時にお腹に着けた心音を聞く機械をお腹にセットして、どこかに行ってしまいました。

1人にされてすごく不安でした。

 

6時15分頃*赤ちゃんが苦しんでいる…

少しして戻ってきた助産師さんは、NSTの用紙を見て「赤ちゃんが少し苦しそうにしてる」と言いました。

陣痛の波が来る度に、赤ちゃんの心音が危険水域?に入ってしまうそうです。

「私も痛くて辛いけれど、赤ちゃんも苦しんでいるんだ」と思うと、痛みとは別の涙が出てきました。

「少し様子をみましょう」と言われ、陣痛の痛みが来る度に助産師さんがNSTの用紙を確認する、という時間が続きました。

 

その間にも近くの分娩室から痛みに耐える悲鳴が聞こえてきます。

なんとも形容しがたい声でした。

この時すでに自分の中の痛みの許容範囲を超えそうでしたが、私にもこれからまだまだもっと痛い瞬間が待っているのだと分かり、怖くなりました。

 

6時40分頃*帝王切開になるかも?

助産師さんからは「このまま陣痛の度に赤ちゃんが苦しんでいたら危ないから、帝王切開になるかもしれません」と言われました。

「なんで苦しんでいるんですか?帝王切開なら赤ちゃんは大丈夫ですか?」と尋ねると、「へその緒が絡まってるのかもしれないし、羊水が減ってるのかもしれないし、何か異常が起きてるのかもしれないし、検査してみないと分かりません」とのことでした。

赤ちゃんの体重も、前回(38w2d)の健診では3,000gを超えているといわれたのに、2,700g位しかないと言われました。

 

予想していたことと違うことばかりで、頭の中はパニックです。

 

レントゲン撮影のために、助産師さんが技師さんを呼びに行っている間、夫にLINEでひたすら報告していました。

 

7時頃*レントゲンと心電図の検査。夫も合流

陣痛の波が治まっている瞬間を見計らって、レントゲン撮影と心電図の検査をしました。

 

検査が終わって少ししたころ、控室で待っていた夫が分娩室に入ってきました。

相変わらず痛みは酷かったけれど、夫の顔を見ると少しホッとできました。

 

夫も一緒になってから、検査の結果が伝えられました。

へその緒が首に絡まってはいないそうですが、なぜ赤ちゃんが苦しんでいるのかは分からないとのことです。

また、状況によっては緊急帝王切開になり、立ち合いできない旨を告げられました。

 

「帝王切開でも自然分娩でもどちらでもいいから、赤ちゃんが苦しまない方法で早く出してあげて!」という気持ちでいっぱいでした。